令和4年度 ナガバノイシモチソウ自生地の保全ボランティア
12月28日(水)、豊明市沓掛町地内のナガバノイシモチソウ自生地の土起こしボランティアを、愛知教育大学教授の渡邊幹男先生の御指導の下、天文科学部有志で行いました。渡邊先生によると、1年生食虫植物であるナガバノイシモチソウは秋には枯れて種子が地面の落ちますが、翌春(5月中旬)にすぐ発芽するわけではないそうです。発芽するのは前々年以前の種子で、自生地である湿地の土壌に埋もれて休眠しており、2~3㎝掘り起こすことで確実な発芽を促すことができるとのことです。
当日は霜が降りるほどの低温で、作業開始時には凍った地面を不慣れながらも一生懸命掘り起した生徒たちの、1時間ほどの作業が終わった後の充実感と、来年の見事な開花を思う気持ちがあふれた笑顔と眼差しが印象的でした。